アンテナには様々な種類がありますが、電波の波長が長ければ長いほど大きくなる傾向があります。AMラジオの波長は180m〜560mと長い(30万km/周波数 で求められる)ので、FMラジオと同じロッドアンテナでAMラジオを聴こうと思うと100mぐらいになってしまいます。そこで、波長に比べて小さいサイズでそれなりの効率があるループアンテナの登場するわけです。AMラジオの中に入ってるバーアンテナも仕組みはループアンテナに似てます。
このページによくリンクが貼られていますが、このページではこの計算フォームがメインです。
この計算フォームはあくまでも大雑把な巻数を計算します。参考程度にして下さい。もっともらしい値を極力返すようにしていますが、実際にループアンテナを作成すると色々な誤差が生じるので、計算と多少前後します。多めに作り、少しずつ削ると良いと思います。
※結果に表示されるインダクタンスや浮遊コンデンサ容量はデバッグ用です。特に意味はありません。
ループアンテナを作るのに必要な材料は、大雑把に次の三つです。
・導線(普通のビニールコードで良いが、なるべく抵抗が少ないものが良い)
・箱もしくは枠(ダンボール箱で良い。断面積が大きいほど感度が良くなる)
・バリコン(エアバリコンが良いらしいが手に入りにくいので、100円ショップのAMラジオから部品を取り出すのをオススメ)
作り方は、ダンボール箱に導線を電磁石のようにぐるぐる巻いて導線の両端をバリコンにつなぐだけです。詳細はこのページの下の方のリンク集にあるサイトを見て下さい(丸投げ申し分けありません)。
使い方はいくつかあります。一番簡単なのは。下の図の様にAMラジオをループアンテナに対して垂直に置き、聴きたいラジオ局が同調できるようにバリコンを調整、なおかつ最も聞こえが良い方向へ全体を向けます。電磁誘導とやらで電波が増幅されるそうです。
衛星放送のパラボラアンテナや地上はテレビの八木アンテナのように指向性があります。特定方向に対して感度が良かったり悪かったりします。パラボラアンテナなどと違うのは、特定の方向からの電波を抽出するのは苦手で、逆に針一本ぐらいの角度に対して電波を遮断する特徴があります。この特徴を利用して、混信してくる放送局やノイズ源を、感度が下がる方向にすれば、目的の放送を聞きやすくすることができます。(AMラジオ内蔵のバーアンテナもこの傾向があります)
詳しいことは下のリンク集にあるページを見て下さい。
気付いたことを適当に並べてみました。
他のサイトへのリンクです。該当ページがどこにあるのか分かり難いサイトが多いので、該当ページへ勝手に直接リンクしてます。